関節窩 glenoid cavity
浅くくぼんだ関節面。上腕骨の上腕骨頭と連結して肩甲上腕関節を構成する。
肩甲骨③
肩甲骨(背面)
・上角 superior angle
肩甲骨上部の角。上縁と内側縁が交わる。肩甲挙筋が停止。
・上縁 superior border
上角から肩甲切痕にいたる縁。刃のように薄い。
・肩甲切痕 suprascapular notch
烏口突起の内側にある切れ込み。肩甲上神経、肩甲上動脈が通る。
・烏口突起 coracoid process
関節窩の上方から前方へ突出した鈎状の突起。尖端から烏口腕筋、上腕二頭筋(短頭)が起始。小胸筋が停止。
・肩峰 acromion
・肩峰角 acromial angle
肩峰の下部にある角。肩甲骨の外側端。
・外側角 lateral angle
肩甲骨の外側(肩側)にある角。
・関節下結節 infraglenoid tubercle
・外側縁 lateral border
外側(肩側)にある縁。小円筋、大円筋が起始。
・肩甲棘 spine of scapula
背側面で棘上窩と棘下窩を隔てるように横行する突起。外側(肩側)に行くほど突起は高くなる。三角筋(肩甲棘部)が起始。僧帽筋(中部・下部)が停止。
・下角 inferior angle
肩甲骨の最下端。広背筋(肩甲部)が起始。
・棘下窩 infraspinous fossa
肩甲棘の下方にある大きなくぼみ。棘下筋が起始。
・棘上窩 supraspinous fossa
肩甲棘の上方にある浅いくぼみ。棘上筋が起始。
・内側縁 medial border
内側(脊柱側)にある縁。大菱形筋、小菱形筋、肩甲挙筋、前鋸筋が停止。
肩甲骨scapula(スキャピュラ)
胸郭上部の背面に位置する左右1対の扁平骨。上腕骨と肩甲上腕関節(肩関節)を、鎖骨とは肩鎖関節を構成。胸郭とも肩甲胸郭関節を構成するが、筋肉による連結であり、解剖学的関節ではない。
日本人が、働いても、働いても幸せになれない理由
男性1日当たりの平均労働時間の世界ランキングでは、日本は堂々の世界ワースト1位です(OECD調べ)。
日本人男性の1日当たりの平均労働時間は375分。OECD平均は259分なので、平均よりも116分、つまり世界平均よりも約2時間も多く働いているのが日本の現状です。
日本は、世界でもっとも労働時間が長い国なのです。
残業時間が増えるほど、睡眠時間が減ることは、さまざまなデータで示されています。そして、残業時間が増えるほど、余暇時間は減り、休息やリフレッシュに費やされる時間も減ってしまう。
休息や睡眠が減るわけですから、翌日までに脳や身体が100%回復するのは困難なので、次の日も疲労を残したまま仕事をすることになる。
睡眠時間が削られると、翌日の集中力や仕事の生産性は著しく低下します。仮に30%生産性が低下するとすれば、同じ仕事をこなすのに30%長く働く必要があります。
社員の残業を増やしても、トータルの仕事量は増えずに、社員は疲れて、集中力と生産性を下げて、ダラダラと長時間会社にいるだけ。会社の業績が上がらなければ、あなたの給料が上がるはずもなく、働いても、働いても幸せになれない。日本企業の多くが、日本人の多くが陥っている、負のスパイラルです。
参考:精神科医が教える毎日を楽しめる人の考え方 樺沢紫苑 著 きずな出版より
上肩甲横靭帯
肩甲切痕の上に張る扁平な小靭帯。この靭帯の上を肩甲上動脈が越え、その下を肩甲上神経が通る。