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日本人が、働いても、働いても幸せになれない理由

男性1日当たりの平均労働時間の世界ランキングでは、日本は堂々の世界ワースト1位です(OECD調べ)。

 

日本人男性の1日当たりの平均労働時間は375分。OECD平均は259分なので、平均よりも116分、つまり世界平均よりも約2時間も多く働いているのが日本の現状です。

 

日本は、世界でもっとも労働時間が長い国なのです。

 

残業時間が増えるほど、睡眠時間が減ることは、さまざまなデータで示されています。そして、残業時間が増えるほど、余暇時間は減り、休息やリフレッシュに費やされる時間も減ってしまう。

 

休息や睡眠が減るわけですから、翌日までに脳や身体が100%回復するのは困難なので、次の日も疲労を残したまま仕事をすることになる。

 

睡眠時間が削られると、翌日の集中力や仕事の生産性は著しく低下します。仮に30%生産性が低下するとすれば、同じ仕事をこなすのに30%長く働く必要があります。

 

社員の残業を増やしても、トータルの仕事量は増えずに、社員は疲れて、集中力と生産性を下げて、ダラダラと長時間会社にいるだけ。会社の業績が上がらなければ、あなたの給料が上がるはずもなく、働いても、働いても幸せになれない。日本企業の多くが、日本人の多くが陥っている、負のスパイラルです。

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参考:精神科医が教える毎日を楽しめる人の考え方 樺沢紫苑 著 きずな出版より